新・古の融合。ベネチアにある安藤忠雄の建築
2017.08.17 up
作品が巨大です
サンマルコ広場から運河を挟んだ対岸に三角形の土地があります。三角形に沿って建てられた三角形の建物が「プンタ・デラ・ドガーナ現代美術館」です。この建物は15世紀に建てられたもので海の税関として使われ、1682年に現在の形になったそうです。1980年代から20年ほど放置されていたのですが、ベネチア市が現代美術の施設にしようと計画。フランソワ・ピノー財団と安藤忠雄氏の案がコンペで選ばれ、内部をリノベーションし、2009年に美術館として開館しました。
レンガと木の雰囲気がすてきな空間を作っています
私が行ったときは、ダミアン・ハーストというイギリス出身のアーティストの「Treasures from the wreck of the unbelievable」というタイトルの展示が行われていました。「難破船から引き揚げられた信じられない宝物」という意味のタイトルで、もしこんな財宝が引き揚げられたらという虚構のシチュエーションをテーマにした作品でした。何と海から作品を引き揚げる映像までもが作られていました。
作品は非常に大掛かりで迫力がありました。どうやって作っているのか見当がつかないものばかりでした。
ダミアン・ハーストの展示は12月3日まで、入館料は18ユーロ(約2300円)、半券でPALAZZO GRASSIという場所でも展示されているダミアン・ハーストの作品が見られます。そこでは、建物3階分の高さがある巨大な作品がお客さんを迎えてくれます。どうやって運び入れたのかは謎ですが、圧巻です。
ディズニーとミッキーマウスも引き揚げられたという設定
作品も素晴らしかったのですが、この空間がとにかくかっこいいです。古いレンガや、古く味わいのある木の梁(はり)と屋根。そこにコンクリートとガラスがシャープなアクセントを加えていて、最高のバランス。かっこいいという言葉が一番しっくりきます。
こちらは美術館の外に設置された作品
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