スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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地元の農場でこのようなカボチャのデコレーションが

地元の農場でこのようなカボチャのデコレーションが

 スイスでの秋が深まっていくと、店で、街の通りで…と至る所で「秋だな~」と感じさせる、いろいろなものが迎えてくれます。

 例えば年に数回立ち寄る、地元の農家にある野菜販売所では、毎年秋になるとさまざまなカボチャを販売し始めます。年々カボチャの種類が増え、現在は世界中のカボチャが生産販売されているほど。

 同時に、農場のカボチャデコレーションも派手になっていき、現在はちょっとした地域の観光名所になっています(笑)。


ジビエクルーズの船の内部から。ルツェルンの夜景が神秘的

ジビエクルーズの船の内部から。ルツェルンの夜景が神秘的

 またスイスの山々も、雪で真っ白になる前に、紅葉で秋色に彩られ、ハイキングなどで山を歩く人たちの目を楽しませてくれます。

 他にスイスの秋を挙げれば、キノコ摘みもありますし、さらにジビエ料理(狩猟許可期間中に、捕獲した野生の鳥獣肉を用いた料理)も、この時期スイスの伝統料理として、レストラン等で楽しまれています。

 レストランだけではなく、スイスの湖でのクルーズを楽しみながら、このジビエ料理を楽しめる…なんて企画もあるほどで、先月初めてこの「ジビエクルーズ」に行ってみました。


ジビエクルーズ内部。中央にさまざまな狩猟肉と副菜がスタンバイ

ジビエクルーズ内部。中央にさまざまな狩猟肉と副菜がスタンバイ

 今回体験したのは、スイス中央部に位置するルツェルン(Luzern)にある、フィアヴァルトシュテッテ湖(Vierwaldstättersee)の港から出ているジビエクルーズ。
 
 ビュッフェスタイルで、シカや大きな角のアイベックスという山ヤギ、ゲムゼ(フランス語ではシャモワ)といった、スイスの山に生息する野生動物たちがクルーズで提供され、シカはともかくアルプスの山の動物ってどんな味?と最初は興味半分、怖さ半分でした。

 これらのジビエ肉を、同じくこの時期の旬である栗やキノコ、そしてシュペッツリ(Spätzli)と呼ばれる郷土料理とともに頂きました。

 ちなみに、私個人の感想ですが、ゲムゼは馬肉のような後味があり、アイベックスはローストビーフを食べているような感じでした。他にも、シカ肉ソーセージなど今まで食べたことがないジビエ肉を体験し、楽しかったです。


スイスで食されるジビエ料理は栗やシュペッツリなどと楽しむことが多いです

スイスで食されるジビエ料理は栗やシュペッツリなどと楽しむことが多いです

 また秋は収穫祭、つまり日本でいう「秋祭り」のようなイベントも各地で行われていますので、そういった場所で秋を楽しむのも良いと思います。

 先ほどのクルーズで行ったルツェルンでは、特に大規模の秋祭りが開催され、毎年10月に移動遊園地や屋台がたくさん出るため、多くの人々でにぎわいます。


秋のお祭りは屋台がたくさん、移動遊園地もあって楽しい!

秋のお祭りは屋台がたくさん、移動遊園地もあって楽しい!

 ルツェルン中央駅の目の前が会場であることもあり、期間中、毎年35万人の動員があるのだとか。

 スイスの秋は短く、あっという間に(そして急に)冬が到来するので、今のうちに秋をエンジョイしておこうと思います(笑)。


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