今年は美術も 書道と美術の国際交流 その2
2018.12.16 up
出迎えの様子
11月8日は北一女へ。2日前の師大附中の交流活動時、予定よりも早い時間に到着したこともあり、私も早めに学校へ向かいました。すでに総統府前の広場に到着していて、記念撮影など簡単な散策を行っていました。
それでも、予定時刻より10分以上早く到着したため、北一女側は大慌て。「校門前でお迎え」のはずが反対に迎えられる展開になりました。
沖縄側の紹介の様子
歓迎式では、記念品の贈呈時に、北一女側が「ちびまる子ちゃんの人形(下記URL参照)」を用意していたので、沖縄の高校生たちから歓声が上がっていました。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20181110913
今年も沖縄の高校生たちによる沖縄の紹介(日本語でした)が行われました。昨年に続き知らないことがたくさんあり、改めて沖縄への理解が浅いと痛感しました。
加えて、美術・工芸の生徒たちが師大附中に展示されている自身の作品を英語で紹介していました。
書道の様子
歓迎式終了後、本来なら校内を参観する予定でしたが、時間が押していたため中止となり、そのまま書道と美術の交流に入りました。
書道は比較的スムーズに作業を始めましたが、気になったのは上の写真。師大附中でもそうでしたが、スマートフォンにお手本が記されていて、使っている方を多く見掛けました。
紙のお手本を使っていた方もいましたが、昨年は見掛けなかったものなので、この辺りに時代の変化を強烈に感じずにいられませんでした。
美術は絵描き遊び
美術の方は、最初に先生が作品を作る前に美術史などの予備知識を紹介し、絵描き遊びに入っていきました。
その遊びは、4人一組のグループで行いました。縦に置いたA4サイズの紙を横に三つ折りにし、上→中→下段と順番にサインペンでイラストを描いていき、最後に1枚の絵になったものに、背景と色を着けていくというもの。
出来上がった時の芸術的化学反応を楽しむような遊びになっていますが、見ているとアートと呼べるものもあれば、最悪の闇鍋のような仕上がりになったものも見られました。
書道の作品より
上の文字は、「合格者名掲示板(『金榜』は、科挙の最高段階の試験で合格者名を書き連ねた掲示の俗称)に名前が出ますように」という受験の合格祈願の標語です。
歓迎式の楊世瑞校長のあいさつで「この文字を書いている時に、どうしても『榜』の木へんの棒の部分が力強く書けなくて、寸足らずみたいな仕上がりになるので、リタイア後に書道を習ってしっかり書けるようにならないとね」とありました。それを受けて書いたのですが、日台合作のこちらの作品もなかなかの力作だと思います。
2日間の交流活動を見ていると、途中、英語で思うようにコミュニケーションが取れず、困るシーンもありましたが、お互いにどうやって解決して乗り越えるかを考え、知ることができたいい機会になったように思います。
参加された高校生の皆さんが、この経験を糧にさらなる飛躍を遂げることを祈ります。
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