4月です! スイスの春を探しに
2018.04.23 up
わが家の近所にあるバス停に咲く桜。満開でした!
春先にはやった風邪、インフルエンザに振り回されているうち、気付けばスイスにも春が来ていました(苦笑)。
体調が回復してから、ここで一気に春の澄んだ空気を吸って、残りのインフルエンザウイルスを撲滅させようと、4月半ばの週末に近所を散歩してみました。うちの周りは谷があったり、白い雪を頂くアルプスが見えたり、そして牧草地や林もたくさんあるので歩くとリフレッシュできます。
道の両端に白い点々としたのがウッドアネモネの花
春になると、スイスで人気の庭木なのか、レンギョウや八重桜っぽい花がよく咲いていました。レンギョウの黄色と桜のピンク、そして牧草地のグリーン…と、もうすっかり春色に染まっています。
牧草地の小道をずんずん歩いて、林の中へ入っていくと、誰でも歩きやすいように自然な形での遊歩道が作られており、飼い犬連れの人、小さな子どもたちと歩く両親、ジョギングをしている若者…、林の中でいろいろな人に出会います。
すれ違うたびに知らない人でも「ボンジュール!(こんにちは!)」とにっこりあいさつするのがお約束。
白くてかれんな花が林の中でじゅうたんのごとく咲き乱れていました
若葉がまだ出てきていない、冬仕様の木々の間を歩いていると、道端や地面が真っ白になっている場所がありました。野生のイチリンソウ系の花が咲き始めていたのです。春に、ヨーロッパの森林でよく見かける野花の一つで、ウッドアネモネなどと呼ばれたりします。
林にはこのようなミニアスレチックのようなコースもあり、エクササイズにも良さそう
散歩で春の新鮮な空気を吸ったら、おなかが空いてきました―。スイスの春といえば、欠かせない食べ物があります。それはクマニラ(ラムソンとも)。フランス語とドイツ語でも同じような名前(仏語Ail des ours アイル・デ・ズルス/独語Baerlauch ベアラウフ)で呼ばれているのですが、この植物入りのソーセージやらパスタ、菓子類などが店頭に並ぶのが、ちょうど今の時期。
クマニラやクマニラ入り食材を店で目にすると、「ああ、もう春なんだなあ~」とうれしくなります。味はやはりニラ系で、香りはニンニクをマイルドにした感じ、と表現すればよいのでしょうか(個人的な印象ですが…)。
クマニラ入りのソーセージとパスタ。春の香りがします♪
クマニラは、森林などで自生している野生の植物でもあるので、摘んできて料理に使うスイス人もいるそうですよ! 私自身は、間違えてクマニラとは異なる葉っぱを摘んでしまいそうなので、お店で購入したもので満足することとします(笑)。
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