明るさと元気のよさが光った国際交流
2018.05.23 up
お迎えの様子
台湾の高校以下の学校は、2月21日から後期(第2学期に相当)が始まりました。後期はどちらかというと、最上級生は次のステップの準備に比重が置かれる感がありますが、在校生はそのまま学習と学校の行事に追われているようです。
3月2日、大阪府立天王寺高等学校(以下、天高)の生徒代表と教師3名が台北市立第一女子高級中學(以下、北一女)を訪問し、交流活動を行いました。
私が知る限り、昨年も一昨年も天高は3月に北一女を訪問していますが、いずれも午後のみ。今回は1日がかりで行う、ということで私も朝から密着しました。
学校紹介の様子
午前は学校紹介と授業体験。
最初に記念品の交換と両校の学校紹介を行いました。
天高の紹介時に、最後に学校のクラブ活動の紹介を行いましたが、これが過去3年の卒業式で卒業生が答辞を述べる際に行っている早口で学校の名物をまくしたてるシーンと同じ(下記URL参照、3年前の卒業式より)で、会場全体が笑いに包まれました。
https://youtu.be/s6Sj9tjEDEQ?t=5m36s
天高の生徒たちは、ここでしっかり北一女側のハートをつかみ、交流活動に弾みをつけました。
化学の体験授業の様子
その後、校史室で学校の歴史に触れ、授業体験に入りました。
生徒たちが授業体験中、引率の先生たちは、学校の進路指導室兼カウンセリングルームが改装されたことを受け、そちらを視察し、北一女の教師たちと交流し、後半は授業を視察しました。
化学展の様子
昼食後、天高の生徒たちは、午後から学校内の化学展に参加し、研究成果の発表を行いました。
理系の内容が主で、ガチガチの文系人間の私には小難しい公式、構造式を見るだけで頭痛が止まらなくなりますが、日本で準備してきた生徒たちは午前中に見せた明るさと元気のよさを発揮していました。
北一女の生徒たちの中には、社会科学の研究を行った生徒もいて、その中に、「高校生の恋愛と学業の相関関係」と、「仮想硬貨の普及に伴う法整備の状況」という面白そうなものがありました。私でも十分聞けるもので、恋愛に関するものは、楊世瑞(ヤン・シールイ)校長と一緒に聴き入りました。
男子生徒の前は…
化学展での一こま。
天高の男子生徒たちが発表を行うところでは、多くの北一女の生徒たちが集まってきていました。気になって引率の先生にお話を伺ったら、「説明を聞きに来ているというよりは…」と一言。
そこで、じっくり様子を見てみると、スマートフォン片手に、少し落ち着かない雰囲気があり、画面はQRコードだったり、SNSのサイト画面だったり、と説明が少々耳に入っていない感じ。
目的は、どうやら別のところにもあるようで…。これも「青春」なのでしょうか。
今月に入り、天高の生徒の皆さんは、この時のことを学校で報告を行ったそうです(下記URL参照)。
http://www.osaka-c.ed.jp/tennoji/zennichi/tenkouseikatu/gyoji/hakenhoukoku.htm
ここで得た成果を、4月から始まった新学期でもしっかり出せることを祈ります。
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