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プリン型リングで作る茶わん蒸し
2018.05.07 up
湯せんで作るプリン型リングの茶わん蒸し
世界最大の日系社会が20世紀から形成されたブラジル。地球上で日本から最も遠い距離にありますが、特にサンパウロは最低限の日本食に困ることはありません。ブラジル各地にある日系人集住地域でも、日本食に欠かせない調味料も入手できます。
日本食に使う食材さえれば、あとは少しの工夫で新感覚の日本食が食べられるという魅力がブラジルにはあります。そんな料理の一つが茶わん蒸しです。日本で当たり前だと思っていた料理のスタイルがくつがえされる…。そんなことがブラジルでは珍しくありません。
あるブラジルの日系人家庭で見た茶わん蒸しは、プリン型のリングで湯せんし、驚きと同時にそのあまりにも簡単でおいしいアイデアに感動です。
ブラジルの湯せん鍋“バーニョ・マリア”で作るコンデンスミルク入りプリン
プリン型リングで湯せんをして作ると言えば、ブラジルの主婦なら誰でもなじみのある、コンデンスミルク入りプリンです。卵と牛乳、コンデンスミルクをミキサーで混ぜ、専用の湯せん鍋“バーニョ・マリア”で作ります。
このプリンの発想が茶わん蒸しに転化されたと言える、ブラジルらしい茶わん蒸し。大人数で食卓を囲む機会も多いブラジルの家庭では、1個1個小分けにして茶わんに入れて蒸すよりも、大きな容器にどんと作って食卓に上らせる方が合理的です。
湯せんの茶わん蒸しは1キロ強の分量で、加熱時間は約15分~20分。だしと卵と調味料を混ぜ、鶏肉、干しシイタケ、ネギのほか、好みの具を入れるのは日本のレシピと同じです。これで5、6人は食べられます。
ブラジルのワイルドなプリン型リングの茶わん蒸し、味は茶わん蒸しそのもの。何杯でもお代わりできる逸品です。
湯せんで作るプリン型リングの茶わん蒸し
ブラジルの湯せん“バーニョ・マリア”で作るコンデンスミルク入りプリン
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