台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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日本語の朗読コンテストの控え室兼同時中継鑑賞会場

日本語の朗読コンテストの控え室兼同時中継鑑賞会場

 2016年から追いかけている台北市の日本語の朗読・スピーチ(日本語のみ)コンテストと表彰式が4月10日、第二外国語(日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語)の朗読・スピーチ(日本語のみ)コンテストの表彰式が4月24日に開催されました。

 今年の日本語の朗読コンテストは、私が過去に指導した方が2名、国際交流時にお世話になった方が1名エントリーしていて、上の写真のところでその様子をハラハラドキドキしながら見ていました。

 結果は、初級者がメインの甲組で2位、中上級者がメインの乙組で2位。
 もう一人の方は、多忙で準備が思うように進まず、不本意な形で終わってしまった感じになりました。


表彰式の会場

表彰式の会場

 表彰式は、2週間後の24日に行われ、コンテスト時には構成を期すために私服姿で会場に来ていた入賞者たちは全員制服姿で来場。
 指導の先生と一緒に来ている方もいて、緊張感が漂っていました。


各コンテストで1位を受賞した方のスピーチ

各コンテストで1位を受賞した方のスピーチ

 表彰式の内容は、過去に紹介しているものと同じなので省略します。
 1位を受賞した方は、舞台で自分の感想を語ることができるのが最大の魅力で、2年続けて参加して、1位を掴み取った方からは、前年の無念をどうやって晴らしたかを語る姿も見られました。

 この時、日本語のスピーチコンテストで甲組の1位を取った方がいました。
 昨年の朗読コンテスト甲組で与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」を読んで2位入賞した方なので、昨年のことについて話を聞きました。

 それについては、「全部内容は分かっていたし、興味があるものだったら、準備は大変だったけれど、前向きに望むことができた」と話していました。それと同時に、私が覚えているとは思ってもいなかったようで、驚いていました。


現代では欠かせないアイテム

現代では欠かせないアイテム

 1位受賞者のスピーチで目立ち始めたのが、原稿をスマートフォンに入れて、それを読む姿。中には、スピーチ中、表彰式中に自分の出番と関係がない時に情報をチェックしている方もいましたが、今は普通で当たり前の光景でしょうか。


撮影担当の写真部の部員の席より

撮影担当の写真部の部員の席より

 表彰式の会場は、台北市立建國高級中學。男子校で、進学が一番難しいとされているところです。
 進行は担当の教師が行いますが、補助は在校生が務めます。

 特に、記念撮影は写真部の部員が抜かりなくしっかり行いますが、その部員たちの席を見ると、数学のテキストがありました。空き時間があったら少しでも…という感じだと思いますが、学習に対する貪欲さは、こちらも女子高で進学が一番難しいとされる台北市立第一女子高級中學の生徒と並ぶものでした。

 来年は、どのような感じになるでしょうか。


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