オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダは、ほぼ男女同権?

オランダは、ほぼ男女同権?

 森会長の発言内容については、みなさんももちろんご存じでしょう。オランダでも、この報道は世論をかなり沸かせました。「日本は、男女同権ではないのか?」といった基本的な疑問から、「日本国民がほぼ総出で問題にするということは、男女差が社会的に暗黙の中で認められているのでは・・・」という判断に至るまでさまざまな意見が挙がってていました。


 オランダで、たとえば求人広告欄に「健康な○歳までの男性を求む」とか「この仕事にふさわしい、○歳までの女性」などと記載されたとすると、大問題になってしまいます。

 まず、「健康な○歳までの男性」という文章の中に、3つの「差別と疑われる表現」が見て取れるからです。健康な、というのは「何が健康の尺度なの?どんな人が健康なの?不健康な人は応募できないの?」とたたかれるのです。


 「○歳までの」、これは「年齢で人間を差別している」と取られますし、「男性を求む」となれば「女性はなぜ応募できないのか?」「女性を蔑視しているからこそ、男性のみを募集しているのだろう」と受け取られてしまうのです。

 したがって、求人欄には常に「この仕事を好きになってくれそうな方、ぜひ応募してくださいね!待ってます」といったスタンスのあたりさわりのない表現が使われています。


男女分け隔てなく行われている事柄を簡単に示したもの(画像提供/GGZ)

男女分け隔てなく行われている事柄を簡単に示したもの(画像提供/GGZ)

 つまり、仕事ができる人であれば性別も年齢も関係ありませんよ、ということなのですが、逆にオランダでは「私は女性なので、こういう仕事には向いていません」という口実はまず通用しません。男性もまたしかりで、「これは、男がやる仕事じゃないのでやりたくありません」などと言おうものなら「性差別はいけませんよ!」とたしなめられるのがオチです。


 森会長の発言に怒りまで覚えたオランダ人はあまりいなかったようです。影の声では「森会長の言葉を承諾するわけじゃないけれど、やはり女性は男性と根本的に違う「作り」をしているよね」「これはもう、変えようがないから、黙っている他はしょうがないよね、という意見が多数ありました。人種差別同様、男女差の問題に対して、どこの国でも非常に敏感なように感じました。


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