ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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リンゴを洗剤のついたスポンジで洗うところ

リンゴを洗剤のついたスポンジで洗うところ

 農作物の残留農薬にはブラジルの人々も敏感です。
 農作物の中で特に残留農薬の値が高いのは、市販されているレタスやトマト、イチゴやサヤインゲンなど、と以前新聞でも発表されていました。
 虫除けや除草剤だけでなく、早く作物を成長させるための薬品が残っていることも問題で、リンゴやオレンジ、ブドウなど、身近な果物も農薬の心配は尽きません。
 農薬が残っているなら取り除くしかないということで、一般にブラジルの人の常識となっている農薬除去法は大胆で手っ取り早いものです。


オレンジを洗剤のついたスポンジで洗うブラジルの女性

オレンジを洗剤のついたスポンジで洗うブラジルの女性

 よく家庭で行われているのは、食器を洗う洗剤で、お皿を洗うのと同じように農作物を洗うということです。
 きゅうりやオレンジ、リンゴなど、比較的皮の厚いものは洗剤をつけたスポンジでゴシゴシと洗って、よく水で洗い流します。その後、さらに酢水につけて完璧にするということもあるようですが、とりあえず、洗剤で洗い流した後は水でよく洗い流すだけです。
 特に野菜洗い専用の洗剤を使っているというわけではなく、友人と話をしていると、本当に普段使っている皿洗い用の洗剤で農作物を洗う人がそれほど珍しくないようです。初めて野菜を洗剤をつけて洗っているのを見た時は、カルチャーショックでした。

 葉野菜やイチゴやブドウなど、洗剤のついたスポンジでこすりにくいものは、酢水に10分くらいつけて、それから水でよく洗い流すという方法もブラジルの家庭で一般的です。農薬除去や付着した虫を除く効果があるということです。


クレソンをリンゴ酢入りの水でつけるところ

クレソンをリンゴ酢入りの水でつけるところ

 




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