スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業…ライター、エッセイスト、講演家

居住都市…ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

犬のフン用袋@バレンシア。こんなに丁寧なフォローがあるにも関わらず、飼い主は犬のフンに無責任!

犬のフン用袋@バレンシア。こんなに丁寧なフォローがあるにも関わらず、飼い主は犬のフンに無責任!

アルゼンチンに住んでいた時に、道を歩くたびにがっかりすることが一つだけありました。
それは、犬のフンがいたるところに落ちていること。

せっかくの美しい建物や街並みも、マナーのない飼い主が多いために半減。


そして、その「犬のフンだらけの道」状況は、スペインに来てからも同じでした。




アルゼンチンでもスペインでも、公共の場所で、飼い主が飼犬のフンを放置したままでいると「罰金」が科されることになっています。


でも、多くの飼い主が、公共の場所で、自分のペットのフンの処理をしない社会で、そんな罰則は功を奏しません。この現象は、教育レベルが高いといわれる高級地区でも見られ、教育うんぬんというよりは、モラルや社会意識に関係してくるかと思いますが、少し残念だなあと思うことです。



街を歩いていると、「犬のうんち処理袋」が置いてあります。案の定、使っている人を見たことはありません。

スペインの公共の場所でペットの糞を処理するような人は、はじめから自分で処理袋を持って散歩にでるからこのような袋は必要ないし、糞を放置する人は、すぐに使える袋があってもなくても放置したままだからです。



話は変わりますが、日本の学校とは違って、スペインをはじめとする多くの海外では、公立であれ私立であれ学校のそうじは清掃員の方がしてくれるので、子どもたちは自分たちが使った教室であれ、一切そうじをしません。


小さいことながら、学校でさえ「自分たちの使ったものは自分たちで片づける」という意識を育くまない結果、公共の場所でのマナーがいまいちなのかなあ。。。なんて思う今日この頃でした。









レポーター「大田 朋子」の最近の記事

「スペイン」の他の記事

  • 1871 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website