
多くの場所でカタルーニャ語、スペイン語、英語表記を見ました
バルセロナに滞在している間にある意味感心したことは、地元の言葉である「カタルーニャ語」の強さと同時に、多くの場面でカタルーニャ語、スペイン語、英語の3カ国表記がされていることでした。
スペインは、イベリア半島に幾つかあった国が統一されてスペイン王国になった経緯があります。最初からスペインという統一された国があったわけではないために、スペイン語という「共通語」こそあれ、それぞれの地方(元国)にはその土地の言葉があり、地域によってはその地域言語が強く生きています。
私が昨年住み始めたバレンシアの土地の言葉である「バレンシア語」でいえば、少し郊外にいけばバレンシア語の表記やバレンシア語で話す人を見かけますが、バレンシア市内にいる限りはそこまでバレンシア語を意識せずとも生活できるといった温度感。
けれど、噂通り、バルセロナの地元の言葉である「カタルーニャ語」はバルセロナ市内でも市民の毎日の生活に強く生きているのを今回強く感じました。
カタルーニャ語は1000年の歴史を持っているらしいです。スペイン語、フランス語、イタリア語などと同様、ロマンス語系の言語といわれるだけあって、表記を見ると非常にスペイン語的で、発音がフランス語っぽく、多少イタリア語のエッセンスを入れたような言葉だと個人的に感じました。

日常生活で3ヶ国語に触れるので言葉の勉強になりますね!
バルセロナ内を歩いているだけで、街中にある表記の多くが3ヶ国語表記。
カタルーニャ語はわからないながらも、英語とスペイン語がわかる筆者にとっては、街を歩くだけで自然と「カタルーニャ語学習」ができてしまう環境でした!
英語ができる人にとっても、スペイン語表記と並列されているおかげで、街を散策したり地下鉄に乗るだけで、自然と「英語⇔スペイン語」の単語が学べるし、そこにカタルーニャ語が入ってくるのも時間の問題なんだと思います。
ちなみにバレンシアではバレンシア語とスペイン語表記が普通で英語表記はあまりありません。観光客や移民の数の差がこの表記の違いを生んでいるのかもしれませんが、バルセロナの3カ国表記は生活のなかに語学学習が入りこんだ最適な学習方法だなあと思いました。
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