スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

前の月へ

2025.9

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

離乳期の赤ちゃんに飲ませる物といえば…
日本では、湯冷まし、薄めた果汁、麦茶、スープ、おおむね生後9カ月以降に与えるステップアップミルクなどが、思い浮かぶことと思います。

しかし、スウェーデンの離乳期の飲み物には、日本では馴染みのない「välling(ヴェーリング)」と呼ばれるものがあり、大抵のスーパーで買うことができます。


スーパーに並ぶヴェーリング、粒子の大きさや各種穀物の配合比率の違いにより、生後どの位からが適応か、分けられています。

スーパーに並ぶヴェーリング、粒子の大きさや各種穀物の配合比率の違いにより、生後どの位からが適応か、分けられています。

ヴェーリングの主な成分は「穀物」
スウェーデン語で「havre(ハブレ)」と言われる麦の一種(日本語ではオート麦またはエンバク)を主成分とし、その他、ライ麦や小麦、トウモロコシなどの穀物、そしてスキムミルクが配合されています。

「ハブレ」は特に栄養も消化も良いと言われているので、粒状のハブレに少量の塩を加えて水で炊き、お皿に盛って牛乳などを加えた「gröt(グロット)」と言われる料理は、離乳食初期から大人まで、朝食メニューとして国民に親しまれています。
やはり「離乳食は柔らかくて消化に良いものから」というのは、世界共通していると思います。

パンにしても、小麦だけでなくハブレやライ麦など色々混ざっているもののほうが、ビタミンミネラルなどの栄養成分が高いと評価されています。このように雑穀の使用が多いスウェーデンでは、幼少のころから、栄養に優れた雑穀を子どもに与えようという観念が強いようです。





レポーター「山本 グィスラソン 由佳」の最近の記事

「スウェーデン」の他の記事

  • 983 ビュー
  • 1 コメント

1 - Comments

石田より:

2013 年 12 月 03 日 20:48:06

あー、ぜひさらに載せたところが見たかったー。
いえ、無理はもうしません。^^;

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives