今度こそ表彰台に!スペイン新体操団体競技
2016.01.06 up
スペイン新体操団体競技の選抜団体チームが世界選手権で3位に入賞しリオ五輪行きの切符を手にしたニュースは国民に歓喜をもたらした
9月7~13日ドイツ・シュトゥットガルトで開催された「新体操 世界選手権2015」で、新体操団体競技のスペイン選抜団体チームが3位に輝き、リオ五輪切符を獲得したとのニュースは、スペイン中に歓喜をもたらした。一位ロシア、2位ブルガリアに続いて3位入賞を果たしたスペイン。
2年前のロンドン五輪では、銅メダル確実と思われた矢先、陪審のイタリアよりの判定でメダルを逃した苦い経験がある。国民の中には今でも「あの銅メダルはスペインのものだ」と主張する人がいるほど、表彰台を逃した悔しさはまだ記憶に新しい。
ロンドンオリンピックでは銅メダル確実と思われた矢先、イタリアチームの演技ミスが減点に反映されずメダルを逃した苦い思い出がある
そんな背景を経た、今回の五輪切符ゲット。「このチームには限界がない」と大会後のインタビューで新体操チーム指導者アナ・バラノバ(Anna Baranova )氏が語ったように、ロンドン五輪の悔しさを乗り越え、技術と精神面を鍛えてきた成果が開花した瞬間だった。ましてや、同大会で表彰台に返り咲いたのは1998年に2位を獲得して以来の快挙。
また、新体操の女子個人では、大会で最年長カロリーナ・ロドリゲス(Carolina Rodríguez、29歳)が第9位に位置し、自身3回目のオリンピックとなるリオ五輪行きの切符を手にした。
若い彼女たちの過酷な練習に裏打ちされた輝かしい演技が、長い間オリンピックで低迷をたどるスペインのスポーツ界におけて、過去の栄光を取り戻してほしいとの国民の期待を背負っている。
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