最近、スウェーデン北東部ウメオに転居して感じたことに、
以前に住んでいたスウェーデン西部ヨーテボリに比べると人口５分の１の小都市にも関わらず、ヨーテボリよりも、より「日本」が進出しているということがあります。

市街地には、日本人経営の日本食レストランもあり、日本直輸入の食材も購入することができます。

ヨーテボリに住んでいた時には、日本、中国、タイ、韓国など、アジア各国がごっちゃ混ぜに捉えられ、
・アジア食品店のごく一角に日本のものがあるという程度
・日本料理店と名乗っていても決まって中国人などの経営、そして味付けなども日本食とは相当かけ離れている
・街で見かけるアジア系の人というと中国人やタイ人が非常に多い印象で、日本人というと珍しがられる、など…

ヨーテボリ市民の間では、日本というと、どこか「疎遠」なイメージをもたらしている感触が否めないことが、何となく寂しいと感じていたものですが、大都市だから逆に「人種のデパート」みたいな印象が強いことから、日本が単にアジアの一角のよう捉えられる傾向にあり、そのため純粋な「日本」が進出しにくいのかもしれません。

ちなみにウメオでは、この日本食レストランや、他にもある日本人経営のレストランで、日本人の集いが度々行われているとのこと。ウメオに住む日本人は人口の多いヨーテボリより少ないものの、日本人同士のつながりはヨーテボリよりも強いように感じます。

また特に第一印象に残ったことは、ヨーテボリでは決してみたことのなかったカフェメニュー「Matcha latte」抹茶ラテを、ウメオで目にしたこと。この点からも、ウメオのほうが「日本」が進出しているように感じたものです。

抹茶チョコレートなどもお土産店では販売されていますが、そのうち抹茶や餡子などの日本の味を使ったデザートなども、ウメオ内でもっと広く流通するようになり、日本がより身近に感じられるようになると良いなあと思います。

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