スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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各学校で設定されている、slöjd(手工芸)のカリキュラム。
多くの小中学校では週一回、その時間があるようですが、内容は各学校によりまちまちです。

ヨーテボリに住んでいた時は、息子の通っていた学校では枠入りの飾りを刺繍したり、木製バターナイフを作ったりしていましたが、ウメオの学校で息子が持ってきた宿題は編み物。手袋を編んでみようというものです。
私は普段から何時も行っている編み物ですが、宿題なので手伝うことは出来ませんので、見せてだけもらいました。


息子が持ってきた宿題の編み物。編み針や毛糸は学校で用意してもらえます。

息子が持ってきた宿題の編み物。編み針や毛糸は学校で用意してもらえます。

やはり地域性や学校の方針により、手工芸の内容も異なってくるようです。冬の冷え込みが激しいスウェーデン北部だからこそ、編み物の普及率も高いので、学校でも教わるというのも一理あると思います。実際に編み物をしている市民はヨーテボリの時より多く見かけます。

ちなみに、夫が出身のアイスランドでは、昔から編み物の授業が学校であったようです。羊大国というだけあり、国民の間にも編み物が盛んに行われているようです。

スウェーデンでも日本同様、刺繍や編み物は女性のファンのほうが未だ多いようですが、実際にStick café(編み物愛好者の集まり)に男性が来たこともあり、男性が行うことが珍しいという感覚ではないようです。
学校教育のなかでも、男女平等に編み物が行われているのは、やはりスウェーデンらしい良さと感じます。





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