フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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バラの花と本で埋め尽くされる市庁舎前の広場で

バラの花と本で埋め尽くされる市庁舎前の広場で

 スペインでは、毎年4月23日は「サン・ジョルディの日」として 親しまれています。今年は日曜日と重なったせいもあり、街はどこも多くの人でにぎわい、歩くこともできないほどでした。


 旧市街ゴチック地区フェラン通り4月23日

旧市街ゴチック地区フェラン通り4月23日

 バルセロナでは、バレンタイン・デーを意識する人は少なく、愛する人と過ごす日というと「サン・ジョルディ」なのです。


幸せそうなカップルがたくさん。皆、喜んで写真を撮らせてくれます!

幸せそうなカップルがたくさん。皆、喜んで写真を撮らせてくれます!

 男性はバラの花を、女性は本を愛する人にプレゼントし、愛を表現する日です。

 日本では、バレンタイン・デーを「愛の告白をする機会」として考える人もいますので、サン・ジョルディの日をそうした告白の日にする人がいるのか尋ねてみました。誰もが、好きになれば年に一度のこの日を待ったりせず告白するとのこと。やはり、情熱の国スペインらしい!


毎日曜日に市民が集まりサルダーナを踊る日と重なりすご〜い状態です

毎日曜日に市民が集まりサルダーナを踊る日と重なりすご〜い状態です

 この日は、市庁舎とカタルーニャ自治政府庁を一般公開し、建物内の芸術品を鑑賞できる特別の日でもあり、長蛇の列になります。ちょうど、この自治政府庁内に、ドラゴンと戦い、姫を救う伝説の騎士ジョルディをイメージした芸術品が展示されています。ドラゴンの血が流れた場所には、後に見事な真紅のバラの木が現れ…と。これが現在、バラを愛の証しとして贈るようになった理由ですね。 
 
 広場ではスペインの大作ロマンを市民が代わる代わる朗読する声が聞こえ、その横では、民族舞踊サルダーナを混雑した人混みの間で踊っているマイペースな人々がいました。この国の生きることを皆で楽しむ人間性が感じられる時間、私は大好きです。


パトロールや特定の場所を警備する警官が目立ちます

パトロールや特定の場所を警備する警官が目立ちます

 そんなウキウキ楽しい気分の1日ですが、たった30分間通りを歩いただけで、スリ被害者が警官に説明している姿を2カ所で目にしました。この日は犯罪が非常に多いということは有名なので、気をつけましょう。


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