バンコクには日本の店が数多く進出しているので、日本人にとっては買物がしやすく、日ごろそれほど不自由を感じることもありません。
　
　ところが先日、郊外のショッピングセンターで、世界を舞台に展開している日本の“某店”に入ったときのことです。「あれれ？　何だか様子が違うぞ」と感じ、いったん外に出て店名を確認するということがありました。

　入り口の看板を見直すと、やはり思っていた店ではありませんでした。でもこの店舗、パッと見には“某店”と思い込んでもムリはないほど似ているんです。入り口も店内の様子も某店にソックリで、ボーっとしているときなら気づかずに買い物してしまいそうです。

　こういう「日本の○○とよく似ている」店やモノをバンコクではよく見かけます。
いや、日本のものだけではありません。数年前にはアメリカの某有名コーヒーチェーンのロゴをちょっと変えただけの商標を利用していた、コーヒー屋台の経営者が、その企業から使用停止を求められるということがありました。

　でも、今回私が間違って入店したのはタイ企業の店ではないようです。すでに他の国でも出店しているようなので、「間違った私がおっちょこちょい」だったということでしょうか。

　ちなみにこのショッピングセンターに来たのはほぼ１年ぶりでした。ここには私が入ろうと思っていた本来の店も入っています。店舗の場所を覚えていなかったとはいえ、これからは「店名をしっかり確認」する必要がありそうです。

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