オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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 日本でもクリスマスがすでに年中行事と見なされているような気がしますが、むしろ日本のそれは美しいライトアップや、プレゼントの交換などとてもロマンチックで素敵なイベントとして親しまれている気がします。

 では、カトリック教が主流のオランダで「本格的なクリスマス」というのは、どのような感じなのでしょうか?


今年のクリスマスは平和でありますように・・・?

今年のクリスマスは平和でありますように・・・?

 クリスマスは、イエズス・キリストの誕生日を祝う日とされていますが、キリストは馬小屋で生まれたとされ、実に質素な出生といえるでしょう。この逸話に基づいて、例えばポルトガルやスペインでは、クリスマスを家族だけで静かにすごすのが一般的となっているようです。

 しかし、オランダはやはりそこに商売っ気が見え隠れします。11月初旬からクリスマス・グッズやディナー用の食材を売り始め、スーパーマーケットやデパートでは、クリスマスの雰囲気を盛り上げるため、盛大な飾りつけはもちろんのこと、クリスマスに便乗するキャンペーンを開始します。


 それでは、一般人はどのようにクリスマスを過ごすのでしょうか。

 まずは、遠方にいる家族を招待し、夕食を囲みます。これは12月24日のクリスマス・イブの日だったり、25日のクリスマス当日だったりと各家庭によって違います。この際、ディナーを囲みながら家族の「絆(?)」を再確認するのがお決まりのはず・・・なのですが、実はこのクリスマス時期につきものなのが、家族げんかなのだそうです。


クリスマス・ストレスを避けるには?という講座も登場したほど。

クリスマス・ストレスを避けるには?という講座も登場したほど。

 日本と同様、オランダで「ちょっと敬遠」される存在なのが、義理のお母さん、つまりお姑さんです。クリスマスともなれば、このお姑さんが腕を振るってディナーを作り、訪れる家族たちにふるまうのがしきたりとなっています。

 ところが、どんなに仲良しの家族でも、「どうしても私は、あのお姑さんが苦手」という人が数人はいるそうです。しかし、クリスマスが来ればむげにもできず、仕方なく訪問してお手製ディナーを食べなくてはいけないという半ば暗黙の義務?があるのです。


 日本のお正月行事にちょっと似ているかも?というのが、オランダではクリスマスにあたるというわけです。

 日本では、「ヨーロッパは日本と違ってもっと家族間がドライなのでは?」「嫁姑の問題とか、まるでヨーロッパだったら縁がなさそう・・・」とおっしゃる方もいることでしょう。もちろん、人それぞれですから100%そっくり!とは言えませんが、クリスマスに家族でディナーを食べて大ゲンカになり絶縁した、といったニュースが、今年は少ないことを希望しています・・・


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