カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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事件を報じる『バンクーバーサン』紙

事件を報じる『バンクーバーサン』紙

バンクーバーに住む会社社長(当時)夫妻が、チャーター機でワクチンの優先接種が行われていたへき地を訪れ、接種を受けていたことがニュースになっています。

当時というのは、事件が明らかになって、この社長は辞任したためです。

カナダでは12月中にワクチン接種が始まっていますが、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州ではまず高齢者施設で働いている関係者、そして施設入居者から。

問題になっている男性は55歳、妻は32歳。現在、発表されている州のスケジュールでは基礎疾患が無いかぎり7月以降の接種予定です。

その上、政府が契約したとおり供給が入ってこないので、接種を受けることができるのはいつになるのかと気をもんでいる人も多いはず。

この夫婦は順番を待つのが嫌だったのか、バンクーバーからユーコン準州のホワイトホースに移動して、さらに飛行機をチャーターしてビーバークリークという町でワクチンを接種したといいます。


カナダ国内からユーコンを訪れても14日間の隔離義務

カナダ国内からユーコンを訪れても14日間の隔離義務

さて、ビーバークリークは、人口100人程度のへき地です。二人は近くの宿泊施設で働いているとうそをつきました。その上、ユーコン準州では州外から訪れた人は14日間の自己隔離が求められているのに、それも守りませんでした。

事件が明るみにでて、男性は社長職を辞任。隔離の規則を守らなかったとして、一人につき1000カナダドル(約8万1000円)の罰金を支払うことになっているほか、6カ月以下の懲役も科せられる可能性があります。

お金持ちの利己的な行為、特にチャーター機なんて利用できる人はなかなかいないので、大きく報じられています。

日本の友人・知人と話をしているかぎり、ワクチンを接種したくないという人がほとんどのように感じています。

私の周囲のカナダ在住日本人は、受けるのが怖いという人が、一方、カナダ人は自分の順番が来たら受けるという人が多いです。

ワクチンを早く打ってもらえそうなところに旅行する、ワクチンツーリズムという言葉も出てきています。今のところはそこまでして慌てて接種をという人はいないものの、日本の人たちのワクチンへの意識との違いが興味深いです。同時に、日本は世界のワクチン争奪戦に大きく出遅れていないかと心配しています。





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