スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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「髪の毛の悩みは?」と日本人女性に尋ねると、「枝毛」と答える方は多いのではないでしょうか。各種アンケートでも、年代が高くなると「白髪」が優位になるようですが、「枝毛」は大抵トップに挙がっています。

皆様の中にも、暇な時などに何となく枝毛探しをする女性も多いと思いますが、スウェーデンではバスや電車の中でも、枝毛探しをしている女性はまず見かけません。枝毛探しをしていると、「髪の毛を数えている?」と変に誤解されることもあります。

ちなみに「枝毛」に相当するスウェーデン語も、日常会話で聞いたことがありません。
辞書で調べると「Distrix」だそうですが、「Distrix」を検索しても髪の毛に関する情報はなかなか見つからず、ごく専門的な分野のみで使われる難解な単語のようです。

それでは、スウェーデンでは日本と比べてもロングヘアーの女性が圧倒的に多く、特に若い世代ではその傾向が顕著に見られますが、「枝毛」は気にならないのでしょうか?


このような光景は、スウェーデン人からすると「髪の毛の本数を数えている」ように見えるのでしょうか?

このような光景は、スウェーデン人からすると「髪の毛の本数を数えている」ように見えるのでしょうか?

スーパーや薬局に売っているシャンプーやリンスには、ノーマル、ドライ、オイリー、などの各種タイプあり、ダメージヘア、パーマやカラーリングしたヘア用も揃っていることから、髪のダメージを気にする人はいるようです。
「パサパサ、脂っぽい、フケが出やすい…」というような悩みに合わせてヘアケア用品を選ぶことはあっても、「枝毛」というのは、スウェーデン人にとっては「細部を見すぎ」なのかもしれませんね。


薬局(apotek)で買った、リンス(balsam、左)と、シャンプー(schampo)

薬局(apotek)で買った、リンス(balsam、左)と、シャンプー(schampo)

日常のヘアケアはシャンプーとリンス、しかしシンプルな生活をするスウェーデン人の特性もあり、必需品はシャンプーのみ、とりあえず髪と体を洗うものだけあれば…と考える人も多く、なかには髪とボディー兼用のものを使っている人もいます。
そのため、ホテルに泊まるとシャンプーはあってもリンスは置いていないことがほとんどですので、旅行される場合はリンスは持参したほうが良いと思います。




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