タイ

タイ:バンコク

青柳 みちよ(あおやぎ みちよ)

職業…主婦ライター

居住都市…バンコク(タイ)

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幻想的に漂うクラトンの灯り

幻想的に漂うクラトンの灯り

「ロイクラトン」は農作物の収穫に関わる「水」への感謝を込めたお祭りです。
11月(陰暦12月)の満月の夜、月明かりの水面に、バナナの葉で作られたクラトン(灯篭)に花やロウソクの火を灯し、浮かべます。何百もの光がゆらゆらと流れる様は、さながら天の川のようだと言われ、毎年多くの観光客がこのイベントを見に訪れます。


私もクラトンを購入

私もクラトンを購入

今年は国王の崩御を受け、11月13日までの1ヵ月は喪に服す期間とされ、イベントや音楽の演奏等もご法度とされていました。
そして喪が明けた14日、まさにスーパームーンのこの夜が「ロイクラトン」だったのです。


多くの人たちがクラトンを浮かべています

多くの人たちがクラトンを浮かべています

満月がきれいに見えるバンコクの夜7時ごろ、我が家から歩いてすぐの大学へと出かけます。構内の水場でロイクラトンのイベントがある、と聞いたからです。
入り口付近にはクラトンを売る店もあります。
私もひとつ買うことにしました。大きいサイズのクラトンで16バーツ(約50円)でした。


私も浮かべてから手を合わせています

私も浮かべてから手を合わせています

水場にはすでにたくさんのクラトンが浮かんでしました。
月とロウソクの光が溶け合い、まるで幻想の世界を見ているような美しさです。
私も水際にかがんで、クラトンを浮かべました。
流儀も知らずに参加しましたが、浮かべた後には自然と手を合わせていました。


また見たくなる素敵な光の祭典でした

また見たくなる素敵な光の祭典でした

この夜は生バンドの演奏も行われていました。賑やかな音楽ではありませんが、それでも喪が明けたことを感じさせてくれました。
水への感謝の気持ちを美しく表現した「ロイクラトン」。ステキなタイ文化に触れることができました。


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