修学旅行の高校生と台湾の高校生との国際交流2016 台北市立中山女子高級中學 編
2017.01.10 up
授業の視察を行う両校の先生たち
2015年、下記URLで日本から来た修学旅行の高校生と台湾の高校生の国際交流の様子を紹介しました。その時、緊張感が漂っていて、軽い気持ちで訪問したことを後悔した文章を残しました。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20161317518
2016年も、11月30日に台北市立中山女子高級中學(以下、中山女高)と大阪府立住吉高等学校(以下、住吉)の国際交流活動が行われました。両校の交流活動は、今回で10回目を迎え、両校の先生たちの思いが伝わる交流活動になりました。
交流活動は、10:30に学校に到着した住吉の2年生約270人を中山女高の生徒と先生たちが正門で出迎え、歓迎会会場の講堂で住吉の生徒と案内役の中山女高の生徒との初顔合わせが行われました。あいさつとプレゼント交換を終え、案内役の生徒たちのクラスで授業に参加しました。
私は11:00に到着し、中山女高の担当の先生の指示で両校の先生が待機している会議室へ案内され、あいさつを行い、その後住吉の生徒たちが参加している授業の様子を視察しました。
記念品の贈呈を行う中山女高の呉麗卿校長(左)と住吉の福永光伸校長(右)
授業はどのクラスも明るい雰囲気で行われ、住吉の生徒たちが見せた笑顔に、視察されていた両校の先生方にも笑顔が見られ、その様子を持参したスマートフォンで撮影する姿も見られました。また、視察に気づいた先生が、外に向けて手を振ったりVサインを送る姿もあり、緊張感漂う日本との違いを強烈に感じました。
途中、調理室で3年生の家庭科の授業を視察しましたが、その時、生徒たちが作っていたシュークリームが昼食時に会議室へ届けられ、それを両校の先生たちが「おいしい」と言いながら食べていました。
昼食の時間は、同時に両校の歓迎会の準備時間。
講堂では学校紹介やダンスパフォーマンスなどの準備が行われていました。
住吉の科学研究の成果発表の様子
13:10からは講堂で歓迎会が行われ、両校校長と生徒代表のあいさつでは、中山女高の日本語、住吉側の中国語による翻訳のあいさつ文も披露されました。どちらもしっかり準備されたもので、1ヶ月前翻訳で苦しんだ私には(詳しくは下記URL参照)両校の生徒の姿が頼もしく映りました。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201611104718
その後は、昨年もあった両校の学校紹介、大阪と台北の紹介、住吉の科学研究の成果発表が行われました。
ちなみに、この時の言語は、全部英語。
今後、いろいろな場面で「英語が苦手」、「英語ができない」といった泣き言は言えなくなりそうで、私自身「英語、もっと頑張らないといけないかな……」と思いながら見ていました。
中山女高のダンス
その後は、両校の舞台パフォーマンス。
中山女高からは、上の写真のダンスの他、中国楽器の国楽団、オーケストラの演奏が披露されました。
住吉の伝統舞踊
一方の住吉もダンスを用意していました。
こちらは、台湾でも知られているピコ太郎のPPAPも取り入れたものも登場し、キレキレのダンスを披露しました。
昨年に続き、日本伝統舞踊も披露されました。
「住吉高校の校長ブログ」ではじめて知りましたが、右側の笛を奏でている方は、引率の先生だそうです。講堂にいた中山女高の生徒たちが、思わず見入ってしまうような優美な世界が広がっていました。
その後、記念撮影と市内散策の自由時間についての説明を行い、住吉の生徒たちは15:30頃に案内役の中山女高の生徒に引率され、集合時間の19:00前まで台北市内を観光しました。
*参考
住吉高校の校長ブログ
http://sumiyoshi-hi.cocolog-nifty.com/blog/
同 2016年11月
http://sumiyoshi-hi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/index.html
同 2016年12月
http://sumiyoshi-hi.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/index.html
今回の交流活動では、両校の先生方の奮闘される姿が印象に残りました。
270人余りの生徒を引率する住吉の先生方は、その心労もさることながら、ダンスの披露を控えた生徒たちを出番直前まで支え、声をかけていた先生を見かけました。
一方の中山女高は、校長はじめ各部門の部門長、 PTA会長、同窓会名誉会長が揃い、住吉の先生方を案内しました。
今後は、表面的なものだけでなく、双方の先生方の奮闘される姿をしっかり紹介できるようにしていきたいと考えております。
*大阪府立住吉高等学校では、「スタディーツアー」と呼んでいます
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