美容と健康に良い!世界三大飲料の一つ「マテ茶」の淹れ方
2016.06.08 up
マテ茶の量は容器の4分の3くらいまで!多すぎても少なすぎてもこの後入れるボンビージャがうまく収まりません!
アルゼンチンに住んで以来、毎朝欠かさず飲むようになった「マテ茶」。最近スペインで友達にマテ茶を紹介する機会が何度かあり、スペイン人でもマテ茶好きな人が意外と多いことに気が付きました。
「マテ茶」は世界三大飲料の一つでありながらまだコーヒーや紅茶ほど市民権を得ていないように感じていましたが、今後もっと広い地域でマテ茶の良さが認識され、ますます世界中に広がっていく予感がしました。
「マテ茶」の効能は何度か記事にさせてもらいましたが、
(参考)美容と健康と「?」にてきめんの効果 マテ茶(http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201010812313)今回は意外と知られていない『マテ茶の淹れ方』について書かせてください。
日本ではペットボトルやティーパックの形で売られているマテ茶ですが、アルゼンチンでの飲み方はマテ容器とボンビージャ(金属製や木製のストロー)を使います。緑茶もティーバックで飲む便利さと、急須に入れて飲む美味しさがあるのと同じように、マテ茶もマテ容器に入れてボンビージャで茶葉からエキスを吸うように頂くことでマテ茶の美味しさを直接楽しめる喜びがあります。
マテ茶の淹れ方は、
(1)まずマテ茶の茶葉を容器に4分の3ほど入れます。
マテ茶の茶葉に入っている小さい枝が下に堪らないように容器を振って粉末と枝を均一にします
(2)その後、手のひら(または、キッチンペーパーなどで)容器に蓋をしてマテ茶を振る。これは、マテ茶の粉末と枝をまんべんなく均一にするためです。
(3)マテ茶を振って混ぜた後、茶葉を容器の片方に寄せ、そこにボンビージャ(ストロー)を立てるように入れます。
画像では、ボンビージャの立て方(入れ方)が見やすいようにマテ茶の量を少なくしてあります
(4)そして、ボンビージャの側からお湯を少しずつ注いていきます。この時、ぬるま湯(40度くらいと言われています)を使って下さい。アルゼンチンでは「熱湯を使うとマテ茶が死ぬから」という言い方をしますが、緑茶と同じで熱湯を注ぐことで苦みが出てしまいます。
私は一番初めにマテ茶の淹れ方を教えてくれた友人がこの段階で「水」を使っていたので、今でも始めは水出しをします。茶っぱが水分を吸収するのに時間がかかりますが非常においしいです。
ボンビージャに一番近いところからお湯を注いでください
(5)マテ茶が水分を少しずつ吸収して落ち着いていくのを確認しながら、お湯を少しずつ注いて下さい。数回お湯を注ぐとボンビージャも手の支えなしに立ちます。
「湯はボンビージャの側から少しずつ注ぐ」が濃い味を長く均等に味わえるコツ
そうしたら完成!
どうぞ召し上がれ!
日本茶を淹れるときにはない特徴は、マテ茶にお湯を注ぐ際は茶っぱの半分だけ濡らし、味が薄くなってきたらボンビージャを動かすことでしょうか。
こうすることで、お茶の濃さが均等に味わえます。ちなみに、マテ茶も緑茶などと同じで湯冷ましで飲むのが美味しいと言われます。
マテ茶を美味しく淹れようとすると、なんだかやり方は違えども日本茶を淹れるときのコンセプトと似ていることがたくさんあって嬉しくなります。
健康にも美容にもよいマテ茶を健康志向が高い日本人がほっとくはずがない、とマテ茶本来の飲み方がそのうち日本でも浸透するのではと思って随分経ちますが、気候の違いからか、日本で飲むマテ茶(アルゼンチンから持って帰りマテ容器とボンビージャで飲んでも)は南米で味わうほどの強烈な美味しさを感じないのも実感としてあります。その土地に結びついている飲み物なのかもしれません。
気候は違えどスペイン(バレンシア)では美味しくマテ茶をいただいています。 スペインでは種類は1種類と選べませんが普通のスーパーでも売っているんですよ!
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